シンプルな空間に詰まった、想像力が育まれる暮らし
夫婦の暮らしの地続きでやってくる、かぞくの暮らし。ものを選ぶときの基準もかわってきたりと、どんな物差しをもつか迷いますよね。
子育てのそんな悩みに少しでも役立つような連載「こどもと暮らし」をスタートします。
自分らしいスタイルで暮らしを楽しんでいるご家庭のお家に伺い、暮らしのことや子育てのことなどをお聞きするこのコラムでは、フォトブックを眺めるように、暮らしにまつわる小さなヒントを、家族の風景とともにお届けします。
いつもとは違う表情を見せるアタラのランドセルも、ぜひお楽しみください。
シンプルな空間に詰まった、想像力が育まれる暮らし
今回ご登場いただくのは、都内でデザイン事務所を営む、辻さんご家族です。
父親の崇志さん、母親のかつ子さん、長男のひかる君の3人と2匹のネコで、都内の一軒家に暮らしている辻さんご家族。
お部屋づくりについて、「家のつくり自体はシンプルに、本やクラフト、植物を置いて、季節の移ろいや想像力が自然と育まれる空間づくりを大切にしています」と、かつ子さんは話します。
家のそこかしこに、アートピースや民芸品など、ジャンルを超えた品が点在している様は、まるで小さなアンティークショップのよう。
根底に辻さんご夫婦の美意識が宿っているからか、古今東西さまざまなものでも、どこか共通したあたたかみが感じられます。
子どもとは、おなじ目線で
「子どものものを選ぶときには、一過性の好みや流行りに左右されないことと、実際に使う、息子本人に選んでもらうことを大切にしています。ものにもよりますが、長く使うものは特に意識しています。」
そう言って見せていただいた子ども部屋は、ひかるくんのワクワクがそのまま形になったような、想像力にあふれた空間です。
ひかるくんの最近のお気に入りは、親子で選んだ宝石図鑑。この日は、陽あたりの良いリビングで、お父さんと一緒に読書を楽しんでいました。
「子どもとは、とにかくいっぱい話すことを大切にしています」と、かつ子さん。
毎晩、いっしょに絵本を読む習慣をはじめ、ひかるくんを「子ども」としてではなく「ひとりの人間」として話し合ったり、たまには親からも相談することがあるとのこと。
おなじ目線に立った親子の関わりは、大人向け・子ども向けの本がいっしょに並ぶ本棚からも、垣間見ることができます。
シンプルで普遍的、だけど個性的なランドセル
今回、アタラのランドセルから辻さんが選んだのは、星が輝く広い夜空をイメージした、「ほしぞら」。
「シンプルで普遍的なのに、個性もあって素敵です。ランドセルは、家の中で目立つ場所にいることが多いので、ポンと置いても様になるような、やさしいカラーリングも魅力的ですよね。」と、話してくださいました。
辻さんご家族 Profile
辻崇志さん・かつ子さん・ひかるくん
映像・グラフィックデザインを扱う「HITSUJI」を、夫婦で主宰。映像ディレクターの崇志さんは、CMをはじめとする広告を中心に、幅広く活動。妻のかつ子さんは、ディレクター、デザイナーとして、ものづくりや暮らしをテーマに活動されています。
記事内で紹介したランドセル
ほしぞら(チャコールブラック) LIFE
星が輝く広い夜空をイメージした、光に包まれるようなチャコールブラック。さりげない個性が光る、やわらかな黒が特徴です。 軽いのにたっぷり入る、大容量サイズの「LIFE」シリーズ。